株式会社アクトキャットに入社しました

入社エントリです。正直ちょっと書くのに憧れてました。
標題の通り、株式会社アクトキャットに入社しました。


概要

前職を3月末日付けで退職し、4月頭からお世話になっています。
実際には有給消化の都合上、仕事は3月頭までしかしていなくて、残りの期間は東京へ引っ越しをしつつ、初の一人暮らしで四苦八苦したり、社会人ではなかなか経験できない長い春休みを満喫させてもらいました。

長い休みが確保できたので、せっかくなので何か開発しよう!と考えていましたが、ネットが長期間繋がらないという問題もあって、ほぼ引きこもるか生活用品の購入をしたりしてました。春先のタイミングなんで、ネット開通の手続きの時間がめちゃくちゃかかるんですね・・・知らなかった。
何処に行くにも人だらけで田舎者としては人通りの多い場所は避けたいと思う次第です。

きっかけ

ちょうど今年の4月で中学とか高専時代の同級生が大学を卒業して(高専時代の知人は大学編入組&院進しない人)新卒として社会人になるタイミングです。僕は2年前の高専卒業と同時に入社して、フライング社会経験をしています。そんな背景もあって、漠然とした「環境を変えるなら今かな」という気持ちが芽生えてきていました。今ならば、同級生と若さ的には変わらずに、新しい会社で1年目として働くことができます。

もちろん、2年間という短い期間での退職には抵抗もありましたし、仕事もそれなりに任せてもらえるようになっていたタイミングだったので、考えることは多かったのですが、結果としてタイミングの問題で、転職に至ったという流れです。
あと、やっぱり都心で働くことに憧れがありました。最初の就活の時には、インターネットのあるこのご時世、都心でできることが地方でできない理由がない!と思っていましたが、勉強会の充実ぶりや、著名なエンジニアが都心に集まっていくのを見て、一度は都心の環境を経験してみたいと徐々に思うようになっていきました。

アクトキャットについて

アクトキャットはSideCIというサービスを提供しています。

国内では珍しい、エンジニアのための開発支援サービスです。継続的インテグレーション(CI)を支援するSaaSで、同種のサービスにはCircleCIやTravisCIなどがあります。ただ、SideCIは従来のCIのようなビルドに特化したものではなく、リンター系のサービスで、コードの静的解析を通して、継続的な改善や、エンジニアの技術向上を支援するサービスになります。

エンジニアの立場からすると、Rubocopとか、ESLintとかのリンター自体には正直そこまで関心は高くないかもしれません。僕自身そうでした。個人レベルで必要性をそこまで感じにくいところがありますし。

しかし、SideCIはチーム開発において非常に価値を発揮するものだと思います。
チーム開発においては、すべてのメンバーが同レベルであることはまず無く、チームによって大小の知識の差が生まれてくるものです。その場合、チーム内でメンバーの知識を平均化するために、テックリード的なエンジニアが必要になります。テックリードはコードレビューなどを通じて、メンバーが「負債になり得るコード」を生産していないか?を確認します。これは必要なプロセスです。
しかし、この作業には大きな負荷を伴います。事実、コードレビューの文化が根付いてない組織も多いかと思います。それもひとえに、コードレビューのコストが「高すぎる」からです。負荷の高さは開発速度の低下を招き、生産性を低下させます。
すべてのメンバーが高い実力を持ち、個人個人の責任領域で負債を生産しない、ということが約束できるチームならば、まぁコードレビューのような仕組みがなくても成立するかもしれませんが、そういったことが実現できる環境はごくわずかでしょう。
SideCIはそういった負荷の高いコードレビューをCIの一環として自動化することにより、テックリードの負荷を軽減し、チームメンバー全員の底上げを支援します。

ここではチーム開発をメインにあげていますが、もちろん個人で利用する分でも、面倒なリンターの導入などせずに簡単にコードレビューが導入できるので、メンターが欲しいけどいない人には結構嬉しいんじゃないかと思います。

アクトキャットはそんなSideCIの開発をメインに行っており、継続的な機能改善を行っています。つい最近も資金調達を完了しました。

開発環境もモダンな仕組みが構築されていて、新しい技術の採用にも積極的です。僕も四苦八苦しつつ、新しい技術を取り込んで、いかに楽に、高速に価値を届けられないかと考えながら仕事しています。

今後について

採用職種はエンジニアになりますので、SideCIに関わる開発を進めていく予定です。
より価値のあるサービスを作っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします!

ちなみに、アクトキャットはエンジニアに限らず、他の職種も絶賛採用中らしいですよ。